容姿・経歴・その他メモ

”なあに　わしは火には　なれていますのじゃ”。
それに火なんて　こおらせてしまえばいいのじゃ。
こんどは　”火の輪を五つにして　くぐりぬけてやろう”。
こんどこそ　お客にみせてやろう。
楽しい　たのしい　サーカスを。

　※　以下、絵本『サーカスのライオン』のネタバレがある　※

　好んでライオンの形状をとるレネゲイドビーイング。ヒト型にもなることができるようで、その際は調教師然とした中年男性の姿になる。
　出自の詳細は不明だが、人間の創作物とそれに付随する思念や感情から人工的にレネゲイドビーイングを作り出す試みの過程で生じたらしく、当該個体は絵本『サーカスのライオン』（川村たかし：文、西村達馬：絵）に登場する老ライオンのキャラクター像が核になっている。
　絵本の結末の──少年と仲良くなったじんざ（ライオン）は、火事から少年を救うために炎に飛び込んで死んだ。翌日のサーカスには火の輪をくぐるライオンの姿はないが、じんざの行いを知る観客は、一生懸命に手を叩いていた──状況における「観客」、また創作物としてこの絵本に触れた「読者」の「悲しみ」の感情に強く反応を示すようで、「楽しい」サーカス公演を遂行することに著しい拘りがある。

　サーカスでライオンが働くには調教師が必要らしいが、自分がライオンになると調教師がおらず、調教師になればライオンがいないため（困った）、ブラム＝ストーカーの能力で調教師たる従者を作り出し使役している。加えて、平時は似通った能力で子ライオンの姿をした従者を10頭弱同伴させている（子ライオンを見ると人間が喜んでくれるから！）。従者の中には時折「少年」の姿が混ざる。

　特技は火の輪くぐり。好物はチョコレート。誰かと半分こするのがいちばん好き。


【　➡従者ステータス　】

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